だんだん寒さも厳しくなり冬も本番を迎えました。冬の寒さと乾燥には、注意が必要です。気温と湿度の低下は、ウイルスにとって活動しやすい環境を作ります。そこで、例年この時期に流行する「インフルエンザ」「ノロウイルス」の予防についてご紹介いたします。
インフルエンザは大きく分類すると、『A型』『B型』『C型』に分かれます。これらの中で流行になりえるものは『A型』と『B型』です。
■飛沫感染
感染者のくしゃみや咳のウイルスが飛び散り、これを別の人が吸い込むことにより感染。
■接触感染
感染者がくしゃみを手で抑え、その手で周囲のものに触れ、別の人がそこに触れることにより感染。
38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、悪寒、倦怠感
一般的には、高熱が2~3日ほど続いた後、風邪の症状に似たものに移行すると言われています。
ノロウイルスは、人間の小腸粘膜で増殖するウイルスです。このウイルスは、85~90℃で90秒以上加熱することにより、感染力を失うとされています。
■経口感染
病原体(ウイルス)が口を通って消化管から侵入するような感染。
(例)感染者からの糞便・嘔吐物からの二次感染、人から人への飛沫感染、感染者による調理で汚染された食品を食べる 等
嘔吐、下痢、腹痛
多様な感染経路をもつため、原因の特定が困難な場合もあるそうです。
室内は加湿器を使用し、50~60%の湿度を維持し、のどや気管支の防衛機能を保ちましょう。
手洗いは、石けんを使用し指先や指の間までしっかりと洗いましょう。
うがいは、ガラガラうがいを最低でも3回行いましょう。
身体の抵抗力を高めるために、日頃からバランスの良い食事、適度な運動、充分な休養を心がけましょう。