猫背(ねこぜ)

今回は、「猫背(ねこぜ)」についての紹介です。

猫背は普段からよく聞く言葉だと思います。改めて、どんな姿勢なのか?どんな問題を引き起こすのか?予防方法などをご紹介いたします。

 

猫背ってどんな姿勢?

猫背は、猫のように背骨が丸くなり、頭部が前方に出た姿勢のことで、円背(えんぱい)とも呼ばれています。

 

背骨は、上から頸椎、胸椎、腰椎、仙椎の4つに分けられ、頸椎・腰椎は前弯(反る)、胸椎・仙椎は後弯(丸まる)というように、前方と後方に湾曲して、背骨のS字カーブを構成しています。その内、胸椎で後弯が強くなる、背骨の丸まりが

強くなることが猫背ということです。

猫背の原因
原因① 運動不足
運動不足になると、お腹や背中の筋肉が筋力低下を起こします。筋力低下が姿勢の崩れにつながり、猫背を引き起こします。

原因② 生活習慣による影響
日常生活での何気ない習慣から姿勢は崩れていきます。(長時間のデスクワーク、スマホを使うときの不良姿勢、前かがみな姿勢 等々…)

猫背の弊害

首こり・肩こり 

前方に出た頭部の重みを支えるため首や肩の負担が大きくなり、筋肉が硬化、首こり・肩こりの原因になります。


腰痛 

骨盤の歪みにより腰椎の負担が大きくなり、筋肉が硬化、腰痛の原因になります。


頭痛(緊張性頭痛) 

首の筋肉のコリが蓄積して後頭部やこめかみに痛みが発生します。


背部痛 

背中への負担が大きくなり、筋肉が硬化、起床時の背部痛などの原因となります。


自律神経への影響 

脳脊髄液の流れが滞ったり、呼吸が浅くなるため、自律神経のバランスが悪くなるといわれています。


内臓への影響 

自律神経の働きの低下により、血流の循環が悪くなり内臓の働きに悪影響を及ぼすといわれています。

猫背にならないためには

以下のことを、日頃から意識して行いましょう。

●良い姿勢をすることを意識する

●頬杖へ足を組むことをやめる

筋力低下防止のために、運動をする習慣をつける

 

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