膝は、私たちの体重を支える重要な役割をしています。立つ、歩く、スポーツをするなど、日常当たり前のように行う動作ですが、膝には相当の負担がかかります。そのため、膝は大変故障しやすい部位といえます。
膝の関節は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)のつなぎ目の役割を果たし、「関節包」と呼ばれる袋に包まれています。つなぎ目には、「関節軟骨」や「半月」といった軟骨があり、関節の動きをスムーズにしたり、衝撃を和らげるクッションの役割をしています。「関節包」のいちばん内側の膜「滑膜」では、関節軟骨に栄養を供給したり、関節の動きを滑らかにする「関節液」の分泌が行われています。
膝に痛みをもたらす原因は大きく3つに分けられます。痛みが酷い場合は放置せず、早い段階で病院を受診しましょう。
加齢とともに、膝の軟骨が少しずつ衰えて弾力を失っていきます。そこへ、激しい運動や体重増加などによって強い負担がかかると、軟骨がすり減っていき、骨と骨が直接ぶつかり合うようになるので痛みが起こります。
体重が重いと、その分膝への負担がかかります。体重は標準体重以下に抑えるようにしましょう。
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