ガスの性質について

CO(一酸化炭素)の人体に及ぼす影響

LPガス自体には毒性はありません。しかし不完全燃焼を起こすとCO(一酸化炭素)が発生します。COはきわめて強い毒性をもっており、その物性は空気とほぼ同じ比重で無色・無臭のため、ほとんど存在に気が付きません。わずかでも吸い込むと中毒を起こし、死につながります。

CO
濃度
人体に及ぼす影響
 0.01% 数時間の呼吸でも目立った作用はない
0.02% 1.5時間後には軽度の頭痛を起こす
0.04%~
0.05%
1時間後に頭痛、吐き気、耳鳴りを起こす
0.08%~
0.10%
1~1.5時間後に意識を失う
0.15%~
0.20%
0.5~1時間で頭痛、吐き気が激しくなり、意識を失う
0.40%
以上
短時間でも吸引すれば生命が危険になる 

※たとえ0.01%であっても、幼児などの場合では数時間で痙攣を起こすこともあります。

 

安全のために、ぜひおすすめします
 不完全燃焼防止装置付き小型給湯器 換気不良などで不完全燃焼を起こす前に、自動的にガスが止まります。
 屋外設置式給湯器 燃焼器具が屋外に設置させているため、室内の空気を汚しません。どうしても屋外に設置できない場合は、強制給排気式(FF)瞬間湯沸器をおすすめします。
 CO警報器 万が一に備え、CO警報器を設置しましょう。CO警護器は天井近く(30cm以内)に設置してください。CO警報器を取り付けると、排ガスの逆流や吸気不足で発生したCOをキャッチし、ブザーで知らせます。安全な燃焼器具を取り換えるまでの間、CO警報器の設置をおすすめします。